【鹿児島県霧島市】霧島市議会に学ぶ~市民とともに進める議会改革
- 中村せせらぎ
- 7月11日
- 読了時間: 4分
7月11日(金)、私たちののいち市民の会は、鹿児島県霧島市議会を訪問し、議会改革と市民参画の取り組みについて視察しました。2年前のJIAM議員研修で出会った鈴木霧島市議からお話を伺い、さらに『地方議会人』(2023年10月号)で紹介された議会改革の実践を目にしたことで、ぜひ訪れたいと願っていた議会です。
議会運営委員会の山口ひとみ委員長と、初期から改革を牽引してきた下深迫議員が、丁寧に説明してくださいました。
🔧議会改革の柱:若手議員の参入促進と市民との対話
霧島市では、議員定数の段階的削減(合併前120人→現在26人)と報酬改定を通じて、若い世代の立候補を促進。報酬引き上げには「専門性ある議員活動の確保」「定数割れ回避」などの理由があり、結果として若手議員の比率が増加しました。
また、議会の安定運営と継承を目的に「議員教育」や「運営マニュアル」の整備も進められています。
🗣️市民との対話の場「議員と語ろかい」の進化
霧島市議会が特に力を入れているのが、市民との対話の場「議員と語ろかい」。かつての「議会報告会」から進化し、現在は以下の4形式で開催されています。
さらに、個人参加型も導入され、若年層や女性の参加率が大幅に改善。第38回・41回の「語ろかい」では男女比が50:50に達し、年代別では30代以下の参加も増加しています。ありがとうございます、和流さん。以下に、7月11日の霧島市議会視察ブログに「霧島市子ども館」の現地説明を加えた、完成版をご提案します。
🏛️7月11日|霧島市議会に学ぶ議会改革と市民参画
— 若手議員の参入促進と「語ろかい」、そして子育て支援の現場から
7月11日、私たち野々市市の女性市議は、鹿児島県霧島市議会を訪問し、議会改革と市民参画の取り組みについて視察しました。この視察は、2年前のJIAM研修で出会った鈴木霧島市議からお話を伺い、さらに『地方議会人』(2023年10月号)で紹介された議会改革の実践を目にしたことで、ぜひ訪れたいと願っていた議会です。
議会運営委員会の山口ひとみ委員長と、初期から改革を牽引してきた下深迫議員が、丁寧に説明してくださいました。
🔧議会改革の柱:若手議員の参入促進と市民との対話
霧島市では、議員定数の段階的削減(合併前120人→現在26人)と報酬改定を通じて、若い世代の立候補を促進。報酬引き上げには「専門性ある議員活動の確保」「定数割れ回避」などの理由があり、結果として若手議員の比率が増加しました。
また、議会の安定運営と継承を目的に「議員教育」や「運営マニュアル」の整備も進められています。
🗣️市民との対話の場「議員と語ろかい」の進化
霧島市議会が特に力を入れているのが、市民との対話の場「議員と語ろかい」。かつての「議会報告会」から進化し、現在は以下の4形式で開催されています:
さらに、個人参加型も導入され、若年層や女性の参加率が大幅に改善。第38回・41回では男女比が50:50に達し、年代別では30代以下の参加も増加しています。
📎関連情報:霧島市議会公式サイト
💻ICT整備による議会の効率化
議会のデジタル化も進展しており、Wi-Fi整備、共有カレンダー、ペーパーレス化などにより、議員の業務効率が向上。議会運営委員会では「デジタル推進員」を任命し、DX推進課との連携も始まっています。
また、「霧島市子ども館(すかいぴあ)」について、山口委員長から現地でその建築の経緯や議会が果たした役割について直接お話を伺うことができました。
この施設は、旧国分ハイテク展望台を約1億7,000万円かけてリニューアルし、2021年に開館。市民の声を受けて整備された子育て支援施設であり、議会では設計段階から市民の意見を反映するための議論が重ねられたそうです。
・子育て世代の交流と安心を支える場として、屋内外に年齢別の遊具や休憩スペースを整備
・議会では、施設の使い勝手や安全性、運営体制について市民の声をもとに改善提案を行ったそうです。現場での説明を通じ、議員の仕事とは「市民の声を形にすること」であると改めて実感しました
📎関連情報:霧島市こども館公式ページ
✨野々市市への学びと展望
この視察を通じて、私たちは「市民の暮らしに寄り添う政策」と「共創型のまちづくり」の重要性を改めて実感しました。野々市市でも、議会改革を進めるうえで「市民との対話」と「ICT整備」、そして「現場主義」の視点が不可欠です。
今後も現場の声を政策に反映し、野々市市の未来を市民とともに築いていきます。






























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