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【鹿児島県鹿児島市・指宿市】鹿児島で「未来」と「健幸」と「もてなし」を体感した一日

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 7月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月18日

 7月10日(木)、ののいち市民の会で鹿児島市と指宿市を訪問しました。午前と午後で異なるテーマに触れながら、地域の未来を支える取り組みに深く感銘を受けた一日となりました。

 午前は、鹿児島市の「かごしま環境未来館」を視察。ここは市民が気軽に立ち寄れる環境学習の拠点であり、SDGs教育の実践の場でもあります。

  • 展示は「奇跡の星・地球」から「未来のために行動しよう」まで、体験型で楽しく学べる設計。

  • 小中学生から高齢者まで、多世代が参加できる講座やイベントが充実。

  • 地域団体や事業者との協働により、実践型のSDGs教育が展開されている点が印象的でした。

この視察を通じて、野々市市が2023年度に「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定されたことを鑑み、市民が主体的にSDGsに取り組める環境づくりや、常設の交流拠点の整備は、今後のまちづくりにおいて重要なテーマだと感じました。

 午後は指宿市へ移動。車窓から指宿市役所職員の皆さんが黄色い旗を振って歓迎してくださり、アロハシャツ姿でのお出迎えに感動しました。まち全体で「もてなし」の心を体現している様子に、地域力の高さを感じました。

📸 伺うと市職員は1日2回、黄色い旗を持って列車をお出迎えするそうで、その姿は地域の温かさと一体感を感じる光景でした。

さらに、指宿市では1978年(昭和53年)から続く「アロハシャツ着用」の取り組みがあり、毎年4月29日の「アロハ宣言セレモニー」(指宿港海岸)を皮切りに、市役所や金融機関、宿泊施設などで市民がアロハシャツを制服として着用します。期間は10月末まで。

視察では、健康づくりと地域経済を結びつけた「健幸ポイント制度」に注目。

  • 歩数や体組成を記録するとポイントが貯まり、地域特産品と交換可能。

  • 登録者は約2,500人。医療費削減にも効果があり、PDCA型の政策運営がなされている。

  • 高齢者へのスマホ支援体制も整っており、民生委員との連携が活発です。

 現在、野々市市では大学と連携して、健診結果や医療費のデータなどをもとに「どんな健康施策が効果的か」を科学的に分析する研究が進められています。

こうした研究を活かすことで、たとえば:

  • どんな年代にどんな運動や食生活の支援が必要か

  • どの地域で健康課題が多いか

  • どんな取り組みが医療費の削減につながるか

といったことが、数字や根拠をもとに見えてくるようになります。

つまり、「なんとなく良さそう」ではなく、「ちゃんと効果がある」健康づくりを進めることができるのです。これからの野々市市の健康政策は、こうしたデータに基づいた取り組みを通じて、誰もが安心して暮らせるまちづくりにつながっていくと期待しています。

✨まとめ|鹿児島の「未来」と「健幸」と「もてなし」に学ぶ

かごしま環境未来館では、持続可能な未来への学びを。指宿市では、地域の力を活かした健康づくりと、心温まる歓迎の文化を。それぞれの現場で、市民が主役となる政策が展開されており、野々市市の今後のまちづくりにも多くのヒントを得ることができました。

地域の未来は、こうした一歩一歩の積み重ねから生まれるのだと、改めて実感した一日でした。

 
 
 

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