【香川県観音寺市】山の日に考える「自分らしい終活」観音寺市の新制度から全国の動向まで
- 中村せせらぎ
- 8月11日
- 読了時間: 2分
8月11日(月・祝)「山の日」。外に出る仕事はなく、新聞記事の整理をしていたところ、香川県観音寺市の新しい取り組みに目が留まりました。高齢者が元気なうちに「自分の意思」を記録・共有できる制度――それは、人生の最終章を安心して迎えるための「終活情報登録制度」です。
観音寺市が2025年に開始したこの制度は、身寄りのない高齢者が病気や事故で意思表示が困難になった場合に備え、以下のような情報を市に無料で登録できるものです:
緊急連絡先、通院先、エンディングノートの保管場所、お墓の所在地、その他、計10項目で、対象は市内在住の65歳以上の希望者。登録は任意で、本人の意思を尊重することが目的です。
この制度の詳細は、観音寺市の公式ページをご覧ください:👉 観音寺市 終活情報登録事業
孤立しがちな高齢者の「不安の見える化」と「地域とのつながりの再構築」を目指すこの制度は、全国の自治体にも波及してほしい先進的な取り組みです。
観音寺市のような終活支援はまだ全国的には珍しいですが、高齢者の就業支援や意思表示支援は広がりつつあります。
国の主な取り組み例:
これらは「働く」ことを軸にした支援ですが、観音寺市の制度は「生き方」や「死に方」にも寄り添う点で、より包括的な福祉のあり方を示しています。
また、全国の終活登録制度の動向をまとめた民間記事も参考になります 👉 終活登録は自治体が断然お得!民間との違いと全国実施地域・申請方法まとめ
近所のドラッグストアで見つけた1個99円(税込)のおにぎり。「安い・ありがたい」と感じたのは、単なる価格だけではなく、米という命の源への感謝からでした。畑で育てているオクラを1日1本収穫するたび、大地のめぐみを実感します。
こうした日々の営みと、制度の整備はどこかでつながっている気がします。「自分の意思を記録する」ことは、日々の暮らしを丁寧に見つめ直すことでもあるのです。
観音寺市の制度は、「自分らしく生きる」ことを支える仕組みです。全国の自治体でも、こうした終活支援が広がることを願いながら、私たち一人ひとりが「意思を伝える」ことの大切さを考えていきたいと思います。










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