【金沢市】地域の課題と向き合う一日~中央都市圏議会連絡会
- 中村せせらぎ
- 10月31日
- 読了時間: 2分
10月31日(金)午前は議員総会があり、扶養控除申請の締め切りが11月25日と通知されました。年末に向けて事務作業も増えてくる時期。早めに仕上げておかねばと、気を引き締める時間となりました。
午後4時からは、石川中央都市圏議会連絡会が金沢市内で開催され、議会事務局の方とバスで会場となるホテルへ向かいました。金沢市、白山市、小松市、かほく市、内灘町、津幡町の議員が一堂に会し、行政課題研究会として講演を通じた学びの場となりました。
講演は、公立小松大学の高山純一教授による「石川中央都市圏における交通政策の変遷と地域公共交通の課題」というテーマで行われました。
高山先生は、「金沢のまちの発展経緯を語らずして交通を語ることはできない」として、金沢市の交通計画の歴史を振り返られました。金沢は非戦災都市の城下町であり、戦後の都市整備が遅れた背景を踏まえつつ、これまでに4回の交通調査を経て政策が検討されてきた経緯が紹介されました。
講演では、令和6年度の地域運営バス(AIデマンド交通やコミュニティバス)の運営状況について、金沢市・白山市・津幡町のデータが示されました。
これらのデータからは、利用者数と収支率のバランス、地域特性に応じた運営方法の違いが見えてきます。特に津幡町では利用者数が少ないながらも収支率が高く、金沢市では低コストで広く利用されている事例があるなど、今後の政策検討に活かせる示唆が多くありました。
私自身も、野々市市のコミュニティバス「のっティ」の利用者数・収支率について改めて確認してみようと思いました
久しぶりに他の市町の市議、町議の方々とも再会し、情報交換ができたことも嬉しいひとときでした。それぞれの地域で抱える課題や取り組みを共有することで、視野が広がり、連携の可能性も感じました。
地域交通は、住民の生活の足であると同時に、にぎわいと持続可能性を支える重要なインフラです。今後も、制度と現場の声をつなぎながら、よりよい地域づくりに向けて取り組んでいきたいと思います。














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