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【野々市】避難所の開錠手順、明らかに──現場から見えた安心への一歩

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 7月29日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月31日

 7月29日(火)野々市明倫高等学校避難区防災会が開催。9月28日の野々市市総合防災訓練を前に、野々市明倫高校で、避難所との実務面について関係者とともに細部まで確認を行い、大変実りある時間となりました。

 私は今回、議員という立場ではなく、現場調整にあたらせていただきました。各町内会長や防災士、市職員、高校関係者の皆様との真摯な意見交換を経て、地域の命を守る体制が少しずつ形になっていく手応えを強く感じています。

🔑 明倫高校避難所開設の「鍵」──具体手順が判明

今回の会議で最も大きな収穫は、野々市明倫高等学校が避難所として開設される際の実務的な手順が明確になったことです。

・震度5強以上で避難所開設が必要と判断された場合

➡ 近隣の教職員が現地に急行し、暗証番号で玄関の鍵を開錠

➡ 同時に、機械警備を解除し、施設利用が可能に

また、防災倉庫の鍵は市職員が持参することが確認され、初動における混乱を防ぐ体制が整いつつあります。

 これまで、避難所開設の際の「誰が」「いつ」「どのように」動くのかが不明確だった部分が、関係者の協働で一つひとつ具体化されたことは、地域防災力の底上げにつながるものと確信しています。

 訓練当日は、避難所における居住スペースをスフィア基準(1人分=畳2枚分)で体験、防災倉庫の公開、炊き出し訓練など、実践的なプログラムが予定されています。 スフィア基準とは──災害や紛争時に人が「尊厳ある生活」を送るための国際的な人道支援のガイドラインであり、避難所での最低限のスペースや衛生、プライバシーの確保などが定められています。

 単なる儀式ではなく、「避難所での生活の質」を実感し、改善に活かす好機です。今後はこのスフィア基準も反映させながら、地域の避難所運営に活かしていく方針です。

 5月に植えたインカルージュが見事に色づき、収穫を迎えました。その様子も写真に収めました。赤いじゃがいもは、地域の営みそのものを映しているようで心が温まりました。

また、今回の会場である明倫高校の玄関付近には、今も稼働する公衆電話があり、これも防災の観点から貴重な存在です。災害時には携帯が使えない可能性もあります。普段は見過ごされがちな存在ですが、避難所としての機能を確認する中で「使える通信手段」が目に見えてあることが、安心材料の一つになると感じました。

こうした“写真に残る発見”も、防災への関心を高める一助になるのではと思います。




 
 
 

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