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【野々市】認知症月間に寄せて 〜ロバ隊長とともに歩むまちづくり

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 9月6日
  • 読了時間: 2分

9月6日(土)9月は「認知症月間」です。1994年9月21日、「国際アルツハイマー病協会(ADI)」と「世界保健機関(WHO)」が共同で「世界アルツハイマーデー」を制定しました。そして2024年には、日本でも「認知症基本法」が施行され、9月が正式に認知症月間と定められました。

この月間は、認知症に対する理解を深め、偏見をなくし、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現を目指す期間です。全国各地でオレンジ色のライトアップ、市民講座、展示などが行われています。

野々市市でも、にぎわいの里ののいち カミーノにて、地域独自の啓発企画が展示されています。そこには、オレンジ色のロバのぬいぐるみが飾られていました。その名も「ロバ隊長」「ロバ隊長」は、厚生労働省が2006年より全国的に推進してきた「認知症サポーターキャラバン」のシンボルキャラクターです。認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指す活動の象徴として、ロバのように「急がず、しかし一歩一歩着実に」進む姿勢を表しています。

ロバには「忍耐強さ」「着実さ」というイメージがあります。一方で、英語圏では「愚か者」という意味もあるため議論もありましたが、日本では「温かく見守る存在」として定着し、現在では全国で約1,500万人が認知症サポーターとして養成されています。

見た目もとてもかわいらしく、イベントではぬいぐるみやグッズも配布され、子どもから高齢者まで幅広い世代に親しまれています。認知症の方とそのご家族が安心して地域で暮らせるよう、ロバ隊長は「見守りの象徴」として、まちのあちこちで活躍しています。

いつもお邪魔している認知症カフェで、今度「ロバ隊長」の話をしてみようと思いました。

また、学びの杜ののいちカレードの市民ギャラリーでは、野々市市美術文化協会「書グループ展」が9日まで開催されています。

日々の暮らしの中にある「書」と「まちの記憶」が交差する空間で、認知症月間の想いも重ねて感じていただけたら嬉しいです。

 
 
 

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