【野々市】親子でつなぐ「リユースの輪」~フリーマーケット開催~
- 中村せせらぎ
- 5 日前
- 読了時間: 3分
5月18日(日)、野々市市役所2階ホール椿で開催された「親子リユースフリマ」に行ってきました。このイベントは、親子でリユースへの意識を高めることを目的に、絵本や子ども服、ベビー服(サイズ50〜70)、靴、おもちゃなどがずらりと並び、会場はたくさんの笑顔と熱気に包まれていました。
午後1時30分からスタートしたこのフリマは、開始早々から多くの来場者でにぎわい、最終的にはなんと200人以上が来場!市役所での開催ということで、駐車場も整備されており、アクセスしやすかったことも大きな要因だったと思います。ホール内は人の熱気で暑いくらいでしたが、廊下は涼しく、子ども連れの方も過ごしやすかったようです。
子どもはすぐに成長してしまうため、お気に入りの服や靴でも着られる期間はほんのわずか。ある出店者のお母さんが、「この服は本当に気に入っていたのに、もう着られなくなって」と話していたのが印象的でした。でも、次の誰かがまたその“お気に入り”を大切に使ってくれる—それがリユースの良さであり、モノが次の人へとつながっていくやさしい循環です。
この日は30ブースが出店し、全体として素晴らしい成果がありました。
総売上金額:90,205円
リユースされたアイテム数:451点
これだけ多くの品が再利用され、環境にも家計にも優しい取り組みとなりました。SDGs(持続可能な開発目標)を宣言している野々市市にとって、まさにモデルとなるイベントだったと感じます。
私も、かわいいキリンのイラストが描かれた子ども用Tシャツ、絵本、そして大人向けの育児本『子どもが育つ魔法の言葉』を購入しました。この本には、「やさしく思いやりを持って育てれば子どもはやさしい子に育つ」といった、心に響く言葉がたくさん書かれています。売ってくださったお母さんが、「良いことが書いてあっても、なかなか実践できないときもありますよね」と話しながら、隣のお子さんに話しかけていた姿がとても印象的でした。まさに、言葉ではなく行動で愛情を伝える姿でした。
会場にはちょっとしたお楽しみとして「ホンモノをみつけろ!野々市市役所の外観はどれ?」というクイズコーナーもありました。8枚の写真から選ぶ形式で、私は迷った2枚のうちの1枚を選び、QRコードを読み込むと……「正解」! 小さな達成感も味わえました。
野々市市では、年間およそ500人の子どもが生まれています。子育て世代が多く住むこの地域で、こうしたリユースイベントは、家庭にも地球にも優しい“地域に根ざした支え合い”として、もっと定期的に開催されても良いのではないでしょうか。
子育てを応援し、環境に配慮したまちづくりへ。今回の「親子リユースフリマ」は、その可能性を大きく感じさせてくれる、温かなイベントでした。
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