【内灘町】【野々市】内灘餅と、被災地から広がるつながり
- 中村せせらぎ
- 5月15日
- 読了時間: 2分
5月15日(木)内灘町の議員から「内灘餅」を頂きました。使用されているもち米は、内灘町産の「まっしろぺっぺもち米」。名前も見た目もかわいらしいこのお餅は、内灘町西荒屋地区で作られています。
この西荒屋地区は、令和6年能登半島地震で液状化現象が発生し、地盤沈下や家屋の倒壊といった甚大な被害を受けた地域のひとつです。昨年(2024年)3月には、北陸中日新聞でも被災地の現状とともに「内灘餅」が紹介されていました。
▼ 北陸中日新聞記事:https://www.chunichi.co.jp/article/861162 ▼ 内灘餅(内灘町HP):https://www.town.uchinada.lg.jp/soshiki/chiiki/8618.html
私の高校時代からの友人も、この西荒屋地区で暮らしていました。地震後、生活が困難となり、一時は羽咋市の実家に避難。今は内灘町内の、比較的被害の少なかった地域で生活を再建しています。
その友人が、内灘餅についてこんな話をしてくれました。
「西荒屋にいた頃、お正月になると、このお餅を四升ついてもらって、夫の姉妹家族に配ってたの。ほんのり甘くて、ピーナッツの香ばしさがして、美味しいよね!」
地域の風土とともにある、温かい家族の風景が目に浮かびます。
このところ晴天が続いていて、畑の水やりが欠かせません。手をかけた分野菜はしっかり育つもの。人も同じですね。愛情や時間をかけて育まれるものの尊さを日々感じています。
先日、輪島で被災された方が野々市市で再オープンされたカラオケスナック「夜来香(イエライシャン)」を訪ねました。ママは中国・大連ご出身の気さくな方で、なんと、今後私たちが応援している「にじいろエイド」の活動にもご協力いただけることになりました。
このお店では、ママの故郷を感じさせる「ひまわりの種(食用)」が提供されていて、心がほっと和みました。
「にじいろエイド」は、令和6年能登半島地震で被災された方々の交流を支援する目的で野々市市に設立された団体です。さまざまな背景を持つ方々が、不安や戸惑いを語り合いながら、互いに支え合い、新しい生活の一歩を踏み出す場となるよう、交流の場づくりを進めています。
▼ にじいろエイド公式HP:https://nijiiroaid.site/
私の畑には、まだ手をつけていない畝もあります。お隣の畑に咲くハーブがとても素敵で、次はひまわりと一緒に植えてみようかと思っています。
大地にしっかり根を張って育つ植物のように、被災された方々が新たな土地で安心して暮らし、再び花を咲かせられるように。私もこれからも、できるかたちで応援を続けていきたいと思います。
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