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【野々市】子どもたちの笑顔のために。給食の裏側と防災のチカラ

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 4月9日
  • 読了時間: 3分

 4月9日(水)活動報告を配布中、皆さんが足を止めて写真を撮っておられる、見事なしだれ桜に出会いました。春の風にのって、新年度の空気が本格的に漂ってきました。

午前中は、総務産業常任委員会の委員長と副委員長(私は副委員長です)で、総務部・建設部・地域政策部の部長さんたちと顔合わせ。議会事務局の担当者も新しくなり、「ああ、4月なんだなぁ」と、気持ちを新たにするひとときとなりました。

その後は、食生活改善推進員の総会・研修会へ。今回の研修テーマは『子どもたちの今の食事情』。富陽小学校の栄養教諭であり、小学校給食センターでも活躍されている奥村衣子先生が講師を務めてくださいました。

野々市市では、年に2回、子どもたちから給食についてアンケートを取り、食の状況やニーズをしっかり把握しています。最新のアンケートでは、「給食が美味しい」と答えた理由の76%が「美味しいから」。率直な声に、作り手の努力がきちんと届いているのだと感じ、心が温かくなります。

給食センター方式が始まって10年。校舎内での自校式からの移行には、「手作りの味を守ろう」という強い思いがあったそうです。だしは、うるめ、煮干し、しいたけ、かつお節の4種類を使用。ハンバーグやドレッシングも、ほぼ手作りというこだわりようです。

小学生約3,400人分、中学生約1,700人分を、それぞれのセンターで時間内に調理するのは、まさに時間との戦い。1つのお釜で700食をつくると聞いて驚きました。味を均一に保つのも、大きな工夫と経験が必要です。

令和6年12月のアンケートでは、朝ごはんを毎日食べるお子さんが89%。内訳は、ごはん派37%、パン派53%、シリアルなどが10%。思った以上に「朝はパン」のご家庭が多いんですね。

調理員さんたちは、30分ごとの消毒や、短く整えた爪、しっかりとした加熱など、衛生管理にも徹底して取り組まれています。アレルギーのあるお子さんのために、卵を使わない部屋での調理アレルギー対応専用の容器も完備されており、安心して給食を食べられる環境が整えられています。

午後からは、**金沢工業大学の学生さんたち(防災・減災プロジェクトSoRA)と、防災意識を高めるためのプログラムについて意見交換しました。まずは保護者向けに、自宅や避難所の位置、海抜などをハザードマップで確認する内容を提案。そして、子どもたちが楽しみながら防災を学べるよう、「防災かるた」**も取り入れることにしました。

(あ)あわてない じしんおきたら ひなんしよう (い)今すぐに かくにんしよう ひなんばしょ

大きなイラスト入りのかるたは、視覚的にも楽しく、子どもたちが自然と防災を身につけられるツールになりそうです。

給食も防災も、子どもたちの命と未来に直結する大切なテーマ。その裏で支える大人たちの努力を改めて知り、「私たちにできることは何か」を見つめ直した一日でした。

 
 
 

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