【野々市】子どもたちの健やかな成長と、まちづくりへの力強い一歩~BomBomTown成果発表会〜
- 中村せせらぎ
- 10月26日
- 読了時間: 3分
10月26日(日)体験型消費者教育事業「こどものまちBomBomTown」は、子どもたちが自ら考え、働き、まちを運営する体験を通じて、消費者としての意識や社会の仕組みを学ぶことを目的とした教育事業です。2019年にスタートし、今年で7年目。これまでに延べ800人の小学生が参加し、高校生30名、大学生200名が関わる大きな取り組みとなっています。この事業では、子どもたちが仮想のまちをつくり、仕事をしたり、給料をもらったり、税金を納めたりすることで、社会の仕組みを実感しながら学びます。
この日の午後、「こどものまちBomBomTown」7年間の成果発表会が開催されました。私も大変楽しみにして参加を申し込み、会場では子どもたち一人ひとりから取材と撮影の許可をいただきました。発表前にもかかわらず、しっかりと私の話を聞いてくれる姿に感心しました。発表には小学生・中学生・高校生が登壇し、大学生と大学の先生もビデオで参加。司会を務めた中学生2人がスマホに書いた原稿を読み上げる姿は、今の時代らしい印象的な場面でした。年齢ごとに異なる熱意と、自分の感じたことや思いがしっかりと伝わる素晴らしい内容でした。特に「子どもでもなく、まだ大人とは言いきれない高校生たちが送る、今の本気の主張」には胸が熱くなりました。野々市の未来は、こんなにも明るいのだと感じさせてくれる瞬間でした。発表はほとんど子どもたちだけで仕上げたとのお話を後で伺いました。
高校生には、可能であれば近い将来、市議や市長になってほしいとお伝えしました(笑)少し考えるきっかけになったようです。この成果発表会は、本当に大成功だったと思います。育った子どもたちが今度は次世代リーダーとなり、次の子どもたちが育つお手伝いをする。そんな循環が生まれていることに、心から感謝申し上げます。子どもたちの声がまちづくりを進める力になる。そんな場所になっていました。最後に、粟市長に子どもたちが提言をしました。この子どもたちの声は届くと思います。
午前中には、富陽小学校のバザーにもお伺いしました。校内には「三食の栄養バランス」についての掲示があり、毎月栄養教諭の先生が内容を更新してくださっているそうです✨とても分かりやすく、子どもたちにも伝わりやすい工夫がされていて、感動しました。
さらに、給食のご飯の量が学年ごとに5gずつ違うことも初めて知りました🍚1年生は60gから始まり、6年生は85gまで。成長に合わせた細やかな配慮に、改めて学校現場の丁寧な取り組みに感謝の気持ちが湧きました。こうした日々の積み重ねが、子どもたちの健やかな食習慣につながっているのだと実感しました。
夜には、東京の中国大使館から来られた女性外交官2名と、私も含め石川県日本中国友好協会の女性会員の皆さまとお話する機会をいただきました。大使として各国を回られた経験や、中国での子育て・教育事情、就職の様子、経済発展、そしてプライベートでの子どもの成長など、気さくに語ってくださり、仕事の大変さも含めて多くの学びがありました。とても素敵なおふたりで、国際的な視点からも子育てや教育について考えるきっかけとなる貴重な時間でした。
地域の教育、子どもたちの成長、そして国際交流。この一日を通じて、未来への希望とつながりを強く感じました。これからも、子どもたちの声に耳を傾けながら、地域と世界をつなぐまちづくりに取り組んでまいります。






















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