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【野々市】図書館で“買える”という新しい体験~カレードに「TOSHOP」オープン!

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 7月31日
  • 読了時間: 2分

 7月31日(木)、野々市市の文化交流拠点「学びの杜ののいち カレード」に、図書館内物販コーナー「TOSHOP(トショップ)」がオープンしました。本や文房具、雑貨、グミや飴などのおやつ、そしてのっティグッズや能登応援商品まで、気軽に購入できる新しい図書館のかたちが始まっています。

 特に中高生や親子連れをターゲットにした品ぞろえとなっており、「図書館に来る楽しみ」がグッと広がる体験になっています。

🛍️「TOSHOP」とは?

この取り組みは、株式会社図書館流通センター(TRC)と日本出版販売株式会社(日販)による全国展開を見据えた実証実験で、全国で3か所目の導入です。「本を借りる場所」から「お菓子・本を買える場所」へ──図書館の新しい可能性を探る挑戦です。

1か所目は和歌山県海南市の「海南nobinos」(人口約44,700人)で5月31日に導入 2か所目は愛知県日進市の「日進市立図書館」(人口約93,500人)で6月28日にオープン。そして今回、3か所目として野々市市「学びの杜ののいち カレード」で導入されました。

 いずれの自治体も規模は異なりますが、地域住民の文化・教育・交流の拠点として図書館が重要な役割を担っている点では共通しています。野々市では、子ども向け雑貨や文具、地域商品などを中心に品ぞろえが構成され、セルフレジによるキャッシュレス決済も導入。学校帰りの中高生や子育て世代の親子が、気軽に立ち寄れるよう配慮されています。

 図書館で本が買えるという発想には、いくつかの背景があります。野々市では書店が複数ありますが、全国には書店が1軒もない自治体が約3割にのぼるという調査結果があります。出版科学研究所の調べによると、2024年8月末時点で書店ゼロの自治体が急増しており、地域の文化インフラとしての本屋の存在が危機に瀕しています。詳しくはJ-CASTニュースの記事をご覧ください。こうした背景からも、図書館で本を購入できる仕組みは、地域住民にとって大きな価値を持つ取り組みだと感じます。

さらに、図書館併設のカフェ「カフェドットノノイチ」も7月12日にオープン。夏休み中ということもあり、親子連れを中心に賑わいが生まれています。図書館が「学び」だけでなく「集い」「楽しみ」「地域の活性化」の場へと進化していることを実感します。

📖本を借りるだけでなく、買える。🍬おやつを選びながら、読書の時間を楽しむ。🏙️地域の商品に触れながら、地元への愛着を育む。

こうした新しい図書館のかたちが、野々市市の文化と暮らしに新たな彩りを添えてくれることを願っています。

 
 
 

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