【野々市】のっティカラーの投票済証と、すてる油で空を飛ぶ話
- 中村せせらぎ
- 8月12日
- 読了時間: 3分
8月12日(火) 三連休明けの火曜日、午前に総務産業常任委員会が開催されました。今回の委員会では、8月6日から続いた顕著な大雨への対応状況、参議院議員選挙の投票率、そして新たに始まった家庭廃食油の回収事業について報告がありました。
☔ 大雨による影響と対応
市内では、御経塚77号線・三日市アンダーパス・扇が丘アンダーパスの3か所で通行止めが発生。特に扇が丘アンダーパスでは最高水位が60cmに達し、車両2台が立ち往生する事態となりました。
そのほか、野々市小学校・ふじひら保育園・つばきこども園などでは土のうを設置し、合計250袋が積まれました。人的被害がなかったことは本当に何よりです。災害時の初動対応に感謝しつつ、今後の備えについても引き続き検討が必要だと感じます。
🗳️ 参議院議員選挙の投票率アップ
7月20日に投開票された参議院議員選挙では、野々市市での投票率が 57.54% と前回より 14.46ポイント増加。投票者数も 4,617人増 となり、市民の政治への関心の高まりを感じる結果となりました。⇒野々市市公式:令和7年参議院議員選挙 投票結果(PDF)
また、期日前投票者数が当日投票者数を上回る傾向も見られました。現在、期日前投票所は「交遊舎」「野々市市役所」の2か所ですが、「増設の予定はない」との市からの回答がありました。
また、今回から、投票済証をコミュニティバス「のっティ」のカラーに合わせて4色の名刺サイズに一新。391枚が交付され、そのうち 交遊舎での交付が93枚 と投票者に対して高い割合を占めました。市の説明では、御経塚地区で若者の投票が増えた傾向が要因にあるのではないかとのこと。若い世代の政治参加が進んだことは、非常に心強いです。
✈️ 廃油の一滴──「すてる油で空を飛ぼう」SAF回収事業がスタート
委員会では、家庭からの廃食油を回収して国産SAF(持続可能な航空燃料)に活用する事業についても説明がありました。
この取り組みは、日本航空株式会社の「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトの一環で、7月26日(土)から市内2店舗で回収がスタート。石川県内では野々市市が初の実施となり、全国では95・96拠点目となります。
🛢️ 回収場所(市内2か所)
• プララ Aコープ富奥店
• どんたく野々市中央公園店
✅ 回収できる油
• 常温で液体の植物性油(例:サラダ油、ごま油、米油、オリーブオイルなど)
7月26日にはスタートアップイベントも開催され、先着200名(各店舗100名)にJALオリジナル回収ボトルが無料配布されました。私の町内でも、8月9日の夕涼み会で使った天ぷら油をプララ Aコープ富奥店で回収してもらいました。こうした身近な取り組みが少しずつ市民に浸透していくことを願っています。
事業者の参加を増やせないかという議員からの質問に対し、事前に市内事業者へ説明を行ったものの、応募は 2社のみ との報告がありました。今後、市民の意識が深まりとともに、参加事業者を増やすための施策や広報の工夫が求められそうです。
市民の安全、政治参加、そして環境への取り組み──
それぞれの報告に、地域の未来を支える大切な視点が詰まっていました。委員会での議論を通じて、改めて「市民の声を政策に活かす」責任の重さを感じています。
これからも、細やかさと熱意を忘れずに、現場の声に耳を傾けながら活動を続けていきたいと思います。
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