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【野々市】すてる油で空を飛ぼう— 野々市市でSAF原料の廃食油回収がスタート!

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 8月6日
  • 読了時間: 3分

 8月6日(水)プララAコープ富奥店を訪れました。店内には、ひときわ目を引く緑色の回収ボックスが設置されていて、横から中の油の量が見えるようになっています。これは、家庭で使い終えた廃食用油を回収するためのボックス。これまで一般ごみとして捨てられていた油が、なんと航空機の燃料(SAF)サフとして再利用されるんです。

この取り組みは、日本航空(JAL)が全国で展開している「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトの一環で、市民の皆さんが家庭から出る廃食油を資源として活用できる仕組みです。

野々市市では、JALと市内店舗が連携し、石川県内で初めてこの回収事業をスタートしました。回収拠点は、プララAコープ富奥店と、どんたく野々市中央公園店で、全国では95・96番目の設置店舗となり、野々市市がこの全国的な資源循環の流れに加わったことをとても誇らしく感じています。

🌍 SAF(持続可能な航空燃料)って?

SAF(Sustainable Aviation Fuel)は、廃食油や植物由来の資源からつくられる航空燃料で、従来の化石燃料に比べて温室効果ガスの排出量を最大80%削減できると期待されています。既存の航空インフラをそのまま使えるのも大きな利点です。

JALはこのSAFの普及を目指し、2030年度までに航空燃料の10%をSAFに置き換える目標を掲げています。市民の皆さんが家庭で使い終えた油を回収ボックスに入れることで、未来の空を飛ぶ飛行機の燃料づくりに貢献できるのです。

🔗 詳しくはJAL公式サイト「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトページをご覧ください。https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/saf/uco/

🧪 SAFってどれくらい集まるの?どれくらい使えるの?

市民の協力がどれほど大きな力になるか、数字で見てみると…

• 廃食油1Lから約0.8〜0.9LのSAFが製造可能

• 国内線の中型機(B737など)では、1便あたり約2,000〜3,000Lの燃料を使用

• 家庭からの持ち込みは、ペットボトル(500ml〜2L)や専用容器が一般的

• 国内のSAF供給目標は年間30万kL(=3億L)

• 家庭からは年間約10万トンの廃食油が排出されていると試算されています

つまり、ペットボトル1本分の油が、未来の空を飛ぶ力になるのです。市民一人ひとりの行動が、ゼロカーボン社会への大きな一歩につながります。

回収できる油:常温で液体の植物性油(例:サラダ油、ごま油など)

回収できない油:固形油(マーガリン、バター、ラードなど)食品が混ざった油(ドレッシング、ラー油など)

 能美市での食用油リサイクルを見学した際、「野々市市でもできないか」と思っていたことが、今回ついに実現しました。市民の皆さんのご協力で、資源循環とゼロカーボンのまちづくりが一歩前進しています。

そして今、野々市市教育センターでは大規模改修工事が始まっています。夏休み期間中の工事で、子どもたちの学びの場がさらに快適に、未来志向の空間へと生まれ変わろうとしています。

市民の皆さんの小さな行動が、地球の未来を変える力になります。これからも、野々市市のまちづくりにご参加くださいね。

 
 
 

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