【野々市】【羽咋市】朝ごはんから羽咋市へ:地域の営みと災害対応の現場から〜食育・防災・復旧支援がつながる一日〜
- 中村せせらぎ
- 7月23日
- 読了時間: 3分
更新日:7月28日
7月23日(水)朝5時に下林会館へ。朝ごはんリーダーと一緒にこどもたちの朝ごはんの準備です。6時には毎日参加してくださるボランティアの皆さん約8名が集まり、8時までにおにぎり・副菜・汁物を分担して調理。この日のメニューは、ワカメおにぎり、副菜には、地元・下林の畑で採れた枝豆・ミニトマト・玉ねぎ・人参を使用。毎日、残飯の量もチェックしながら、子どもたちの食の様子を見守っています。
朝ごはんが終わると、そのまま羽咋市へ向かいました。母の実家が令和6年能登半島地震で「半壊」と診断され、公費解体の対象となったためです。この日は、解体コンサルタント・建設業者の方々との打ち合わせがありました。確認・手続き事項は多岐にわたり:
境界線の確認
電気・電話の停止工事
トイレのし尿取り込み
水道の停止
隣接住民への工事連絡と同意書のお願い
一つひとつ丁寧に進めるしかなく、市役所の担当課にも随時相談しています。こうして公費解体を進めることの大変さを、現場で実感しました。
石川県では、令和6年能登半島地震により被災した建物の公費解体が進められています。最新の進捗状況は、以下の資料で確認できます:
解体見込み棟数:39,235棟
申請棟数:42,854棟
解体完了棟数:31,778棟
見込み棟数に対する完了率:81.0%申請棟数に対する完了率:74.2%
市町別では、珠洲市・輪島市・志賀町などで完了率が8割を超える自治体もある一方で、まだ申請受付や調整が続いている地域もあります。今後も、国・県・市町が連携しながら、10月の完了目標に向けて加速化プランの見直しが進められる予定です。
🏛️午後は高校生議会へ:若い視点が政策を動かす瞬間
午後からは、高校生議会が開催されました。議場には、地域の未来を真剣に考える高校生たちが集まり、具体的なデータに基づいた提案が次々と発表されました。
その中で、私自身が答弁したのが、「のってい」のICカードリーダーの設置に関する提案。高校生からは、公共交通の利便性向上や利用実態の把握に向けた実装の必要性が論理的に示され、私もその提案に応える形で答弁しました。
答弁後には、さらに生徒さんからの再質問が2回あり、議論は一層深まりました。高校生の皆さんが、政策の実現可能性や課題への理解を深めようとする姿勢に、議場全体が感銘を受けていました。
なお、今回の高校生議会で、私の回答に生徒さんからの再度の質問が出されると想定して答えを用意していたのですが、なかったことは少し心残りでした。ですが、高校生の皆さんが真剣に政策を考え、問いを立てる姿に触れることで、私自身が学びを深める一日となりました。
🌱地域の営みと復旧の現場から
朝ごはんづくりも、公費解体の手続きも、若い世代との政策対話も、地域の暮らしを支える大切な営み。日々の活動の中で、食・防災・復旧・市民参加がつながっていることを改めて感じました。
















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