【野々市】【石川県】野々市じょんからまつり2日目と防災士研修の学
- 中村せせらぎ
- 8月3日
- 読了時間: 2分
8月3日(日)野々市じょんからまつり2日目にあわせて、学びの杜ののいちカレードへ立ち寄りました。まつり期間中は周辺駐車場が一方通行などの交通規制がされており、来場者の安全確保が徹底されていました。
館内では数冊の本を借りたほか、7月31日にオープンした図書館内ショップ「TOSHOP(トショップ)」にも立ち寄りました。文房具や雑貨、おやつ、地域商品などが並び、親子連れや中高生が商品を手に取る姿も。図書館が「借りる場所」から「楽しむ場所」へと進化しているのを感じました。
その後、川県主催の「防災士スキルアップ研修(初任者研修)」に、参加、この研修は、防災士資格取得1年目の方を中心に、意欲ある市民も参加可能な内容です。講師は金沢大学名誉教授・宮島昌克先生。研修は、兵庫県南部地震(1995年 阪神・淡路大震災)を契機に誕生した防災士制度の背景から始まりました。
1995年 阪神・淡路大震災
多くの人々ががれきの下敷きになり、家族や近隣住民によって救出されました。
→ この経験から、「地域の人が防災知識と技能を持っていれば、命を救える」という教訓が生まれました。
2003年 日本防災士機構が設立され、初の防災士216名が誕生
現在では全国に30万人以上の防災士が活躍しています。
📊 減災に向けた具体的な数値
耐震化率100% → 全壊棟数・死者数ともに約84%減
家具固定率100% → 家具転倒による死者数約60%減
耐震ブレーカー設置率100% → 火災による全焼棟数62%減、死者数60%減
🚽災害時のトイレ問題と地域のつながり
能登半島地震の避難所では、断水にもかかわらずトイレを使用したことで「トイレが壊れた」という事例も紹介されました。災害時は上下水道が機能していない可能性が高く、「使える」との案内があるまでは使用を控えることが望ましいとのこと。
また、簡易トイレの備蓄と周知の重要性も改めて強調されました。
🤝防災士に求められる地域連携
研修の締めくくりでは、宮島先生から「防災士は日頃の町内会での交流が大事」との言葉がありました。
防災士会での情報共有
町会長・民生委員・防犯委員との連携
地域に根差した防災活動
令和6年能登半島地震では、隣家に住むおばあちゃんの存在を覚えていた若者が声をかけて救出したという話をされていたのを思いだし、日頃のささやかな交流が命を救う力になることを実感しました。
地域の文化と防災、そして暮らしの安心が交差する一日でした。図書館の新しいかたち「TOSHOP」も、地域のつながりを育む場として今後が楽しみです。






















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