【野々市】「防災の備えとまちの今」—総務産業常任委員会から地域巡回まで
- 中村せせらぎ
- 10月22日
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10月22日(水)は、午前に総務産業常任委員会が開催されました。今回の委員会では、以下の3点について報告がありました。
① 令和7年度 野々市市総合防災訓練の実施報告。9月28日に行われた野々市市の総合防災訓練では、市民参加型の取り組みが展開されました。
一時避難所には3,526人、避難所には921人が参加。
黄色いタオル5,678件、結ネット2,087件の活用を含め、合計13,780人の参加が報告されました。
各拠点避難所では、炊き出し、防災講座、VR体験、防災倉庫や災害用井戸の見学など、特色ある訓練が実施されました。また、災害対策本部では生成AIを活用した図上訓練が行われ、実践的な対応力の向上が図られました。
新たな取り組みとして、ペット同行避難訓練や災害用井戸のくみ上げ訓練も実施され、より多様な状況への備えが進められています。
私からは、災害時の職員参集体制について質問いたしました。訓練では328人中304人の職員が参集できたとのことでしたが、実際に避難所へ配置されるのは1拠点あたり2〜3名とのことで、現場対応の体制強化が今後の課題と感じました。
② 地域防災計画の見直し
石川県が令和7年5月に公表した「地震被害想定調査」を踏まえ、森本・富樫断層帯を震源とする最大被害を想定した地域防災計画の更新が進められています。
地震災害編・一般災害編ともに、第1章は完了済み。第2章以降は現在作業中とのことです。
防災備蓄品については、水・食料・生活用品の3日分備蓄を目標に、段ボールベッドや簡易トイレなどの避難所共有備品の整備も検討されています。ただし、避難者数の想定が増加していることから、備蓄体制のさらなる検討・工夫が求められています。
③ ふるさと納税の現状報告
野々市市では、PayPay商品券を返礼品として導入しており、令和5年度からの累計寄附額は約2億8,000万円。そのうちPayPay商品券による寄附は約3,160万円で、全体の11.2%を占めています。地元飲食店などで利用できる利便性が評価されており、今後も認知度向上に向けた工夫が進められる予定です。
委員会終了後は、生涯学習課長に、市民の方から寄せられていた公民館の使用規約に関するご意見について伺いました。市民の皆さまの声を丁寧に受け止め、制度の運用がよりわかりやすくなるよう努めてまいります。
その後、上期の政務活動費の申請書を仕上げ、議会事務局に確認をお願いしました。
午後は町内を巡回。新しく整備された公園を見つけたり、住宅が増えている地区や空き家が目立つ地域を歩いたりしながら、まちの変化を肌で感じました。日々の暮らしの中で、地域の表情が少しずつ変わっていることを実感します。
途中、野菜の直売所で白菜を1玉購入。夕方に立ち寄ったスーパーでは、半玉150円の白菜が並んでおり、今年は昨年ほど野菜が高騰しなければと願うばかりです。寒さも本格的になり、わが家では、豚肉や鶏肉、お魚を入れて、あたたかくいただいています。地域の変化を見つめ、市民の声に耳を傾けながら、防災や制度の整備を一歩ずつ進めてまいります。日々の暮らしの中にある気づきも大切にしながら、これからも活動を続けてまいります。








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