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【野々市】「楽しく楽しく楽しく」~こどもとつくる夏の台所

  • 執筆者の写真: 中村せせらぎ
    中村せせらぎ
  • 8月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月21日

8月20日(水)、小学生の子どもたちと一緒に、夏野菜のパエリア、みそ汁、米粉ミルクプリンの三品をつくりました。限られた1時間30分の中で、笑顔と発見がぎゅっと詰まった時間。料理は、ただ食べるものをつくるだけでなく、子どもたちの「できた!」を育む場でもあります。

📖 料理の前に紙芝居で「お約束」

包丁は刃物であること、鍋に材料を入れるときは低い位置から、やけどしたらすぐ大人に知らせること──そんな大切な約束を、紙芝居でやさしく伝えました。手を洗った後は髪に触らない、包丁を置くときは刃を自分の方に向けないなど、調理中の注意点も丁寧に説明。けれど、やっぱり実践が一番の学びです。

最後に伝えたのは「失敗してもいい。でも、楽しく楽しく楽しく作りましょう」。この言葉が、子どもたちの表情をふっとやわらげてくれました。

🥦 夏野菜のパエリアとこども包丁

パプリカ、ピーマン、たまねぎ、しめじ、ブロッコリー、ミニトマト──彩り豊かな夏野菜をホットプレートで炊き上げるパエリアは、見た目も味も大満足。ウインナーソーセージが入ることで、子どもたちにも親しみやすい味に。

この日は「こども包丁」を使用。滑りにくい樹脂製の柄、キャラクターや動物モチーフで親しみやすく、安全性も考慮された設計です。ピーマンのタネを取って、つるつるした面を下にして切る──そんなちょっとしたコツも、実際にやってみることで身につきます。不慣れな手つきでも、「大丈夫」と声をかけると、子どもたちは安心して挑戦できるようになります。

失敗しないことではなく、経験を積むことが大切。料理は、そんな「小さな挑戦」の連続です。

米粉ミルクプリンは冷蔵庫で固める時間が必要なので、最初にとりかかりました。みそ汁はだしの香りが広がると、子どもたちの表情がぱっと明るくなります。

最近のご家庭ではIHコンロが主流のようで、ガスコンロの火がつかず何度か挑戦する場面もありました。そんな時も「大丈夫」と声をかけるだけで、子どもたちは落ち着いて再挑戦。手は出さず、言葉で支える──それが信頼のかたちです。

「合宿でガスコンロを使ったよ」「週末はおばあちゃんとご飯を食べる」「カボチャの種を炒って、ハムスターと一緒に食べる」──それぞれの家庭の食生活が垣間見え、台所が家族の記憶をつなぐ場所であることを改めて感じました。

🌱 食育の視点

食育は、命を育む営みへの理解を深めるだけでなく、子どもたちの手先の発達、食材への興味、そして家族とのつながりを育てるものです。現代の台所事情──IHコンロの普及や共働き家庭の増加──を踏まえながら、地域での食育の場づくりはますます重要になっています。

「楽しく楽しく楽しく」──この言葉が、子どもたちの心に残ってくれたら嬉しいです。料理は、失敗も含めて大事な経験。だからこそ、台所は学びの場であり、笑顔の場でもあると思います。

 
 
 

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