【羽根木プレーパーク】すべって、笑って、びしょぬれ!羽根木プレーパークで「こどもになった」1日
- 中村せせらぎ
- 6 日前
- 読了時間: 3分
8月15日(金)、世田谷区代田にある羽根木公園内の「羽根木プレーパーク」を視察しました。昨日まで夏休みだったそうですが、朝から子どもたちの元気な声が響いていました。
案内してくださったのは、羽根木プレーパーク世話人の瀧久雄さん。説明をしながらも、子どもに声をかけたり、コマを回したりと大忙し!まさに“子どもと一緒にいる大人”という感じで、現場の空気を肌で感じることができました。
訪問した午前中はかなり暑かったのですが、大きな木々に囲まれたプレーパークには風が通り抜けていて、水浴びや霧吹きで涼をとる子どもたちの姿が印象的でした。私も水のシャワーを受け取り、すっかりプレーパークの一員に!
🛝 急な斜面の滑り台に挑戦!
せっかく動きやすい服装で来たので、傾斜のある木の滑り台に挑戦してみました。登るのはなんとかできたのですが、降りるのがちょっと怖くてためらっていたら、近くにいた子どもが「こうやってすべるんだよ!」と見本を見せてくれました。その姿に勇気をもらって、私もすべってみることができました。子どもたちは、ドキドキや不安を感じながらも、新しいことに挑戦して、できることを増やしていくんですね。プレーパークでは、私自身が「こどもに戻った」ような気持ちになりました。
🏕️ 羽根木プレーパークってどんな場所?
羽根木プレーパークは、1979年に世田谷区が国際児童年記念事業として地域住民とともに設置した、日本初の常設プレーパークです。その後、世田谷区内には5か所のプレーパーク(羽根木・世田谷・駒沢はらっぱ・烏山・砧あそびの杜)が開園しています。
禁止事項を極力少なくし、たき火・穴掘り・木登り・工作など、子どもが自然の中で自由にのびのび遊べる環境が整っています。開園時間は10:00〜18:00で、各プレーパークにはプレーワーカーが2〜3名常駐。地域住民による世話人会とも連携しながら、子ども・親支援を展開しています。
🎒 運営の仕組みもユニーク!
羽根木・世田谷・駒沢はらっぱ・烏山の4か所は、世田谷区が認定NPO法人「プレーパークせたがや」に事業を委託。理念は「こどもの最善の利益の実現」。2023年度の収入は、委託事業が約62%、自主事業や寄付などが約25%を占めており、地域の支えで成り立っていることがよくわかります。
🌈 子どもと打ち解けることで見えてくるもの
プレーパークは、ただの遊び場ではありません。子どもが自分のペースで挑戦し、失敗し、学びながら育っていく場所です。そして、大人も一緒にそのプロセスに寄り添うことで、子どもとの信頼関係が生まれます。
今回の視察では、子どもたちの笑顔と自分で遊びを見つける姿を教えてもらいました。野々市市でも、こうした「子どもが自分らしく遊べる場づくり」を進めていけるよう、これからも現場の声を大切にしながら取り組んでまいります。
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