【能登島】同窓会は「祈り」と「支え」の旅~富永小学校の絆と能登の復興
- 中村せせらぎ
- 8月9日
- 読了時間: 2分
更新日:8月13日
8月9日(土)、雨が止んだ静かな土曜日。旧羽咋市立富永小学校の同級生たちが集まり、能登島の民宿を訪れる同窓会を開きました。今回の再会は、ただの懐かしさだけでなく、令和6年能登半島地震の被災地支援を念頭に置いた旅でもありました。
🏫 富永小学校の記憶と瑞穂小学校の今
私たちが通った羽咋市立富永小学校は、1878年(明治11年)に設立され、128年間の歴史を持つ学校でした。2006年(平成18年)に閉校し、旧鹿島路小学校・旧越路野小学校と統合され、現在は羽咋市立瑞穂小学校として歩みを続けています。
• 現在の児童数は126人(通常学級121人)※2023年5月1日時点
富永小学校の私たちのクラスは、1クラス21人で、同級生は今も全員元気に活躍中。人数が少なかった分、同級生というだけでなく、兄弟のような絆が育まれました。
羽咋市には現在、
• 小学校:5校
• 中学校:2校
• 小学生:756人/中学生:385人
2023年度の出生数は92人(前年比 +7人、+8.2%)。
かつて羽咋中学校の同級生が300人いた頃からは、まさに隔世の感があります。
詳しくは、羽咋市統計書(令和6年度版)をご覧ください📄 羽咋市統計書PDF(hakuitoukeisyo2025.pdf)
🏨 和倉温泉の現状と加賀屋の再建計画
羽咋市内の同級生宅に集まり、令和6年能登半島地震の被災地である、羽咋市内、和倉温泉街の現状を視察しました。
報道によれば、七尾市和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」は全館休業中ですが、2027年度末に新館を建設し営業再開する再建計画を発表しています。📰 Yahoo!ニュース|加賀屋が新館建設へ
関東・関西から訪れた同級生たちも、復興途中の和倉温泉を目の当たりにし、
「テレビや新聞で被災地の様子を聞いていたが、現場を見て被害の大きさに驚いた」と感慨深げでした。
宿泊先の能登島の民宿にも、壁などに震災の爪痕が残っていました。民宿のマスターからは、震災直後の様子や復興への歩みを直接伺うことができ、地域の声に耳を傾ける貴重な時間となりました。
還暦という人生の節目に、こうして同級生とともに能登を訪れ、復興を祈る旅となったことは、私たちにとってかけがえのない経験でした。小学校で育んだ絆は、今も地域を思う力となり、「支え合う心」が、これからの羽咋市や能登の未来を照らしてくれると信じています。










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