【石川県】8月最後の日曜日に思うこと~境界線、猛暑、そして若者の言葉
- 中村せせらぎ
- 1 日前
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8月31日(日)母の実家の解体に向けて羽咋市へ。隣地との境界線を確認するため、現地で隣人が教えてくださった境界を確認に行きました。排水溝の真ん中が境界線とのことで、間にブロックを3つ置いてくださり、丁寧にご対応いただきました。こうした日常のやりとりに、地域の信頼と優しさを感じます。
この日は羽咋市議会議員選挙の告示日でもあり、定員14名に対して18名が立候補されたとのこと。市民の選択肢が広がることは、民主主義の健やかさの証です。
気温は35℃を超える猛暑。放牧されていたヤギも、さすがに暑そうでした。
そのまま金沢へとんぼ返りし、「石川女性模擬県議会~参画で拓く新しい石川 ~あの日から609日~」に参加しました。
第1部は「女性の参画で明日をつくる~本気で私たちの力を活かす~」。令和6年能登半島地震の被災地や避難先で、女性たちが地域のために積極的に行動された実例が紹介されました。
進行は安居知世・石川県議会議長。提言者には、石川県21ネットワークの常光代表や、被災者支援に尽力された白山市の相談員の方々が登壇され、馳石川県知事へ直接提言を行いました。「共に生きる」ための行動力と、支え合う地域の姿が胸に残ります。
第2部は「町の未来をつくる~変わる力を信じた日々~」。穴水高校を卒業し、大学生となった4人が、地震当時の体験を振り返りました。
受験目前だった3年生、避難生活の中で勉強を続けた1・2年生。金沢のホテルで受験勉強をしたという話もあり、若者たちの前向きな姿勢に心を打たれました。
ある男子学生は、避難所の手伝いで「兄に『お前は役に立たないから家にいろ』と言われ、本当に役に立ちませんでした」と笑いながら語っていました。
失敗も、悔しさも、感謝されたい気持ちも、すべてを受け止めて前に進む姿に、若者の成長の力強さを感じました。
日々の営みの中に、政策のヒントがあります。
猛暑の中での選挙も、若者の言葉も――すべてが「地域をどう支えるか」という問いにつながっているように思います。
これからも、皆様の声に耳を傾けながら、野々市の未来を共につくってまいります。
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