【滋賀県大津市】自治体予算を学ぶ①—市民の未来を描く設計図
- 中村せせらぎ
- 8月7日
- 読了時間: 2分
8月7日(木)朝、市役所から滋賀県へ出発しました。滋賀県大津市にあるJIAM(全国市町村国際文化研修所)での「自治体予算を考える」議員研修に参加し、予算の原則や財政運営のチェックポイントを学びました。
自治体予算は、住民の税金の使い道を示す「未来の設計図」。議会はその妥当性を審議する重要な役割を担います。予算の審査では、将来世代への負担や公平性も見極める視点が必要です。
本市の令和7年度予算は、市町村税が88億円(35.2%)、地方交付税が43億(17.2%)。
講義では、議員の予算書の読み解き力や説明責任の重要性も強調されました。
研修には北海道から鹿児島まで全国から115人の議員が参加し、活発な意見交換が行われました。夕食時には、他の議員との交流会が設けられ、他の自治体の課題なども伺うことができました。皆さんとても勉強熱心です。
講師は武庫川女子大学経営学部の金崎健太郎教授。自治体予算の原則として「会計年度独立」「総計予算主義」「予算公開」などの基本ルールを丁寧に解説されました。
特に、予算は首長の専権事項であり、議会はその趣旨を尊重しつつ修正権を行使することができる点が印象的でした。
また、予算審議においては前年度決算との関連性を踏まえることが重要であると指摘されました。将来世代への財政負担の見通しや、義務的経費・基金の状況など、健全な財政運営の視点も学びました。
議員として、予算の積み重ねが地域の未来を形づくることを改めて実感しました。
行きのパーキングエリアでは、滋賀大学へDXを学びに向かう野々市明倫高校の生徒さんに偶然出会いました。7月の高校生議会に参加していた生徒さんと先生で、再会を喜びました。議員4名と生徒さんで写真を撮り、大学の後は京都の企業見学もあると教えてくれました。夏休み中にもかかわらず、学びに向かう姿勢に感動。これからの市政を担う若者たちに期待が高まります。














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