【小松市】食卓から始まる健康づくり~五行思想と地域の未来
- 中村せせらぎ
- 4 日前
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8月17日(日)友人に誘われて、「ごはんとからだを考える」講演会に参加しました。講師は、広州中医薬大学客員研究員であり、九州大学非常勤講師でもある中野百樹先生。東洋医学の視点から、食事と身体の関係について深いお話を伺いました。
「食事をおろそかにしてはいけない。人の体は食事で整えられて作られる」この言葉が心に残りました。
先生は、中国最古の医学書とされる『黄帝内経(こうていだいけい)』をもとに、炊き立てのごはんの大切さを説かれました。理想は、毎朝お釜で炊いたごはんを食べること。隣に座っていた方が「うちは電子レンジやIHレンジばかりで、お釜は難しいです」とつぶやかれ、私も同感でした。現代の生活様式の中で、理想と現実の間にある工夫こそが、地域の健康づくりの鍵なのかもしれません。
私は食生活改善推進員としても活動しています。「わが家の食卓を充実させ、地域の健康づくりを行う」この理念は、まさに“私たちの健康は私たちの手で”というスローガンに通じます。豊かな感性と知性、そして経験を持ち寄り、食を通じた健康づくりを進めるこの活動は、政策の現場にも通じるものがあります。
講演では、五行思想にも触れられました。「木・火・土・金・水」という自然界の5つの要素が、互いに循環し、影響し合うという東洋的な自然哲学。人間の身体や社会現象にも応用されるこの考え方は、持続可能なまちづくりや、地域福祉のあり方にもヒントを与えてくれるように感じました。
この日は午前中に、先週の視察報告書や政務活動費の報告書を作成。熱中症警戒アラートが発令されるほどの猛暑で、自宅で冷房をかけていても汗ばむほどでした。市民の皆さまも、どうかご自愛ください。
食卓から始まる健康づくりそれは、家庭の中だけでなく、地域全体の未来につながる営みです。これからも、日々の暮らしの中にある小さな気づきを政策へとつなげていきたいと思います。
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