【佐賀市】佐賀市視察レポート「佐賀市公式スーパーアプリ」 国スポ元年の地で感じた「暮らしのDX」と市民へのやさしさ
- 中村せせらぎ
- 7月9日
- 読了時間: 2分
7月9日(水)ののいち市民の会で佐賀市を訪問しました。最初の視察地は佐賀市役所です。
説明会場の机には、2024年に開催された「国民スポーツ大会(国スポ)」の際に使用された旗を活用し、野々市市の視察を歓迎する特製旗を掲げていただいていました。佐賀市は「国体」から「国スポ」へと名称変更された初めての開催地であり、その象徴的な旗を使ったおもてなしに、視察団一同感激しました。
📎関連情報:SAGA2024 国スポ大会概要(佐賀県公式)
📱 暮らしに密着した「佐賀市公式スーパーアプリ」
佐賀市では、行政サービスを一元化した「佐賀市公式スーパーアプリ」を導入しています。このアプリには、以下のような生活密着型機能が1つに統合されています:
ごみ収集日通知(Push通知で配信)
災害・防災情報(浸水・避難所情報)
学校連絡「れんらくん」
公共施設予約
図書館連携(蔵書検索・予約)
月間アクセス数は約80,000回、累計ダウンロード数は75,000件。特に「れんらくん(学校連絡)」は月間40万回以上の利用があり、日常生活に深く根付いていることがわかります。
🧓 高齢者にもやさしい「ソフト面」の工夫
印象的だったのは、高齢者への対応が非常に丁寧であることです。登録開始日には、説明スタッフを増員し、アプリのダウンロードから使い方までを懇切丁寧にサポート。スマホ操作に不安のある方でも安心して利用できる体制が整っており、これが市民登録数の増加につながっていると感じました。
また、アプリには「デジタル市民証」機能も搭載されており、避難所でのチェックインや地域イベントでの本人確認などに活用されています。
📊 年齢層別登録割合:
1位:50代(22.8%)
2位:40代(21.6%)
3位:60代(17.9%)
中高年層を中心とした利用が進んでおり、スマホ操作に配慮した支援体制の重要性が高まっています。
佐賀市のこの取り組みは、「利便性 × 認証性 × 生活密着」の三要素を備えた、全国展開のモデルとなりうる先進事例です。
📎関連情報:佐賀市公式スーパーアプリ紹介ページ(参考)
この視察を通じて、技術だけでなく人の支えによって市民サービスが成り立っていることを実感しました。野々市市でも、こうした「ハードとソフトの両立」による市民サービスの向上を目指していきたいと感じました。
明日は、鹿児島市の環境未来館でのSDGs視察についてご紹介します。
















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