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執筆者の写真中村せせらぎ

【野々市】鎌倉時代の遺跡・横江ゴクラク寺遺跡

 土地の再開発を機に、40年前に発見されていた野々市にある遺跡「横江ゴクラク寺遺跡」が今年4月から6月にかけて発掘され、今日現地説明会が開かれました。暑い中たくさんの方が関心を寄せてくださいました。遺跡は田んぼの下50cmにあり、掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)や溝や井戸があります。最も大きい掘立柱建物は、南北28m×東西4.5mと大型で、一度壊れた後同じ場所に再び同じような建物が建てられたようです。

 土師器(はじき)の皿が大量に見つかったほか、珠洲焼の甕(かめ)やすり鉢、石製品である砥石(といし)も見つかっています。見学者は、土師器などを触らせて頂くことが出来ました。

 この遺跡の近くには、平安時代に東大寺の荘園であった横江荘遺跡や、鎌倉時代から室町時代の建物や道路の跡が確認できた横江D遺跡など遺跡がたくさん存在しています。

 今回の発掘調査を書き留めて、又埋め戻します。

去年11月に、野々市の末松廃寺の現地説明会に来ていた羽咋市文化財課の中野さんが見学にきておられました。令和6年能登半島地震で羽咋市では被災した家から「民芸品」などの提供の申し出が続き、引き取りにいっているという話がありました。

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