【野々市】違法オンラインカジノの危険性 〜家族会の取り組みと子どもたちへの未来への想い〜
- 中村せせらぎ
- 3月24日
- 読了時間: 3分
更新日:3月28日
3月24日(月)ギャンブル依存症家族の会石川の方が、令和7年度のチラシ(当事者用 と 家族会用)を持って野々市市役所を訪問してくださいました。最近、芸人さんやスポーツ選手が オンラインカジノに手を染めたというニュースが相次いでいます。
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」による実態調査では、相談に訪れた方のうち、25歳~29歳が18%、30~34歳が30%、35~40歳が24% と、若年層が 7割以上 を占めているという結果が出ています。
●オンラインカジノの落とし穴 〜あっという間に依存症へ〜
オンラインカジノ事業者は「新規登録無料プレゼント」などで利用者を巧みに誘い込みます。そして、依存症になるまでのスピードの速さには、改めて衝撃を受けました。
オンラインカジノを始めて わずか1週間 で 30.1%の方が借金を始める
1か月以内 には 33.3% が借金生活に転落
さらに、追い詰められた末に 「闇金融(いわゆる、闇金)」 に手を出してしまうケースが 4割以上 にも上ります。そして、オンラインカジノによる依存症は、最終的には 46.2% の方が犯罪行為に手を染める結果につながっています。
犯罪の種類には、強盗などの凶悪犯罪 も含まれており、オンラインカジノが 社会の治安悪化 に深刻な影響を与えていることが明らかです。さらに驚くべきことに、「オンラインカジノが違法」 だと 知らない方が52.7% にも上っています。
子どもたちを守るために ●〜周知活動の大切さ〜
今回、野々市市役所の関係機関にも 家族会と当事者会のチラシ を届け、オンラインカジノの危険性について注意喚起を行いました。
オンラインカジノ依存は、家族を巻き込み、子どもたちの未来にも暗い影を落とす 可能性があります。こうした現状を踏まえ、若い世代への正しい知識の普及と、子どもたちを守るための啓発活動 をさらに強化していきたいと考えています。
●子育て世代へのサポート 〜保健センターでの気づき〜
訪問の際、野々市市 保健センター で 授乳室 があるとのことで、一緒に見学させていただきました。「子連れでどこにでも安心して出かけられること」 は、子育て中の親御さんにとってとても大切なことです。特に、小さなお子さんを連れている方々は、授乳室やおむつ替えスペース を探しながらの外出になります。こうしたサポート体制をさらに 強化し、誰もが安心して出かけられる環境づくり に努めたいと感じました。
●依存症対策と子どもたちの未来のために
今回の取り組みを通して、ギャンブル依存症への対策の重要性 と、子育て世代へのサポート強化 の必要性を改めて痛感しました。
オンラインカジノの危険性から 家族や子どもたちを守ること、そして 子育て中の親御さんが安心して暮らせる環境づくり も、私たちの大切な使命です。
これからも、地域の皆さんと共に、「安心して暮らせる未来」 に向けて一歩ずつ進んでまいります!
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