【野々市】市民活動を支える力とは
- 中村せせらぎ
- 10月21日
- 読了時間: 2分
10月21日(火)市民活動センターに登録されている団体の方から、現状と今後の活動についてご相談をいただきました。「やりたいことがある」「活動を広げたい」という思いがあっても、それを支える“人・モノ・お金”がなければ、継続は難しい。持続的な活動にしたい—そんな率直な声を伺いながら、2時間ほどじっくりと意見交換をさせていただきました。
無償の善意に支えられてきた市民活動も、時代とともに形を変えつつあります。活動を持続可能にするためには、団体としての資金づくりや、活動の取捨選択も必要になってきます。私自身も、さまざまな支援団体の存在や仕組みについて学ぶ機会となりました。
打ち合わせは、学びの杜ののいちカレードのカフェでしたので、小学生たちが見学に訪れている様子が目に入りました。毎朝顔を合わせる子が、先頭に立ってリーダー役を務めている姿を見て、思わず笑顔に。地域の中で育まれる子どもたちの成長を感じる、うれしいひとときでした。
午後は、民生委員の方とともに、日本赤十字社の高齢者向けプログラムの申込に伺いました。職員の方がすぐに対応してくださり、いくつかのプログラムを提案いただいた中で、「高齢者の防災安全対策」と「ハンドマッサージ」が特に良いのではないかという話になりました。
ハンドマッサージは、私自身も震災時の被災者支援の現場で受けたことがあり、身体と心の緊張がふっと緩むような、あたたかい施術でした。民生委員の方にはまだイメージがつかみにくいようでしたが、ぜひおすすめしたいとお伝えしました。
その後は、小学生の下校時の見守り活動(スクールガード)へ。打ち合わせが長引き、少し遅れての参加となりましたが、もう一人の方がフォローしてくださり、無事に子どもたちを見守ることができました。小学1年生のお子さんを、中学年・高学年の子どもたちが手を引いて送ってくる——そんな微笑ましい光景に、地域のあたたかさを感じました。
市民活動は、誰かの「やってみたい」から始まり、地域の「ありがとう」で育まれていくものだと思います。だからこそ、活動を支える仕組みや環境づくりも、行政としてしっかり応援していきたいと改めて感じました。帰りに石川県立大学の先生をお伺いし、最近の大学の様子をうかがえました。
これからも、誰もが安心して関われる地域づくりのために、現場の声に耳を傾けながら、一歩ずつ歩んでまいります。








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