【野々市】市民の幸せを支えるまちづくりと、公民館等の可能性
- 中村せせらぎ
- 6 日前
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更新日:13 時間前
6月3日(火)午前「市はどのように市民を幸せにすべきか」について学ぶ貴重な機会をいただきました。市民の暮らしに寄り添い、共に歩む行政のあり方について、改めて考える時間となりました。
その後、学びの杜ののいちカレードを訪問。ちょうどこの日は、オープンギャラリー/市民展示室を使った子ども造形絵画教室の美術展の最終日でした。会場には、水彩画や油絵、彫塑、陶芸の抹茶碗、空と海をモチーフにした絵画など、子どもたちの豊かな感性が表現された作品が並び、訪れる人の心を和ませていました。
ご案内いただいた方からは、展覧会の開催にあたって、作品の運搬やレイアウト、額縁の選定など、事前準備にも多くの時間と工夫が必要だったことを伺いました。その一つひとつが、子どもたちの表現を引き立てる舞台づくりになっているのだと感じました。
展示されていた作品の中には、顔なじみのお子さんの作品もありました。明日の朝、もし会えたら「素敵な作品だったね」と声をかけたいと思います。子どもたちのがんばりや成長を地域みんなで見守っていけることは、まちの大きな力になります。
ところで、公民館などの社会教育施設の活用について教えて頂いたことがあります。公民館は、「もっぱら営利を目的とする事業を行うこと」は禁じられているものの、営利活動に一切関与できないわけではありません。これは、社会教育法第23条第1項第1号の解釈に基づくもので、文部科学省は平成30年(2018年)12月21日付の事務連絡でこの点を明確にし、さらに令和5年(2023年)12月14日付の事務連絡では具体的な事例も示しています。
例えば、公民館講座での受講料の徴収や、地域イベントにおける物販、キッチンカーの出店など、社会教育の目的に資する範囲であれば一定の営利活動も認められているのです。これは、公民館が地域に根ざした多様な活動の場として活用されるための、柔軟な運用といえるでしょう。
市民の幸せにつながる場や仕組みをどう育てていくか――そのヒントは、日常の中にたくさんあると感じます。これからも、地域の声に耳を傾けながら、暮らしに寄り添うまちづくりに取り組んでまいります。
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