食はとても大事です。野々市市の小学校給食センターと中学校給食センターを見学しました。小学校給食センターでは市立小学校5校分の3500食、中学校給食センターでは市立中学校2校分の1700食を作っています。
お米は野々市産コシヒカリの一等米を使用。保護者からは2等米価格を負担していただいていますが、野々市の農協が、2等米を1等米に格上げした差額を市と折半し、補助してくださっています。ありがたいです。
米以外の食材では、野々市産が13%、石川産15%、県外産は71%です。
令和3年の野々市産の主な食材は、玉ねぎ、大根、ねぎ、白菜、キャベツ、大豆、トマト、ローズマリー、バジル、レモングラス、さつまいも、生しいたけ、人参、ヤーコンなど、地元食材の使用を心がけています。野菜の高騰が続く中、地元の玉ねぎが安定しているのでとても助かっているそうです。
生の野菜をふんだんに使い、お肉から作るハンバーグ、ドレッシングなど基本はすべて手作りです。見学室から見た調理室は清潔で、職員の方がネギ・豆腐・くるま麩などを切る、お肉に下味をつけるなど
とても手際よく調理されていました。行事がない日は毎日11時30分仕上がりです。野々市のHPに給食の献立レシピが載っており、自宅でも作ることができます。
給食献立レシピ集 - 野々市市ホームページ (nonoichi.lg.jp)
小学校児童のアレルギーは卵が一番多く、卵の除去食を別の調理室で作っています。学校では就学時検診等で食物アレルギーのアンケートを行い、面談を行って食物アレルギー対応が必要な児童には、詳細献立表でチェックも出来るようになっています。
給食は1食あたり小学生で280円、中学生で335円です。食材以外の費用、例えば調理員ら職員の人件費・センターの設備費などは野々市市が負担しています。概ね3億円。
見学ありがとうございました。
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