野々市市内の小・中学校の体育館にはエアコンは未設置です。夏場の暑さを考えると体育館へのエアコン設置の必要性は誰もが認めるところです。
文部科学省によると、小・中学校の体育館のエアコン設置率(令和4年9月1日現在)は11.9%、石川県では 1.1%です。
設置が進まない理由は、①設置コストが高い ②ランニングコストが高い ③体育館への設置が難しい ことなどが挙げられます。
既存体育館の多くは断熱性能が確保されておらず、冷暖房効率が悪いことが課題。文科省は、体育館本体の建替えや全面的な改修工事に併せ、断熱性能を確保した上でエアコンを設置することを推奨しています。
国の費用援助を得るとするならば、総務省の「緊急防災減災事業債」が適当とされています。返済に当たり、その元利償還金の7割が普通交付税の算定の基礎となる基準財政需要額に算入されます。しかも、起債枠は十分に確保され、自治体の実質的な負担は3割となる非常に有利な起債です。国の補助事業は毎年変わるので注視が必要だと感じました。
この事業債を使ったのが、2017年に三重県亀山市の公園体育館アリーナ等の空調設備費用1億2000万円でした。あくまで私個人の試算ですが、亀山市費用で試算すると5小学校2中学校での空調設備導入には8億4000万円かかります。6年前の金額であり物価高騰の現在では費用はそれ以上と推察します。
菅原小・野々市小・御園小・館野小・富陽小、布水中学校・野々市中学校が対象です。
21日から大雪との天気予報が出ております。ご自愛ください
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