午前9時から今年最初の自主防災会を開きました。防災士16人と町内会長と副会長、ICT推進員らが参加しました。電子回覧板「結ネット」、野々市明倫高等学校避難区での会議日程、避難行動要支援者名簿の取り扱い、9月29日の野々市総合防災訓練、災害用品の購入など問題点を洗い出し、みんなで考えてもらうための資料には時間をかけました。
1月1日令和6年能登半島地震で結ネットを使っての安否確認を行いましたが、今後防災士にも発信練習をしてもらうことを提案したところ、来月第2日曜日から訓練発信を始めることになりました。文面、時間帯、事前のお知らせなどみんなが考えて方針が決まりました。
「福祉避難所」に対する考え方を説明しました。「福祉避難所」とは一般の避難所での避難生活が困難な方、いわゆる要配慮者の方のための避難所です。要配慮者とは、高齢者、障がいのある人、乳幼児その他の特に配慮を要する方です。その他とは、妊産婦、傷病者、内部障がいのある人、難病患者などが想定されます。
福祉避難所は、発災直後から開設されるものではなく、必要に応じて市町村の判断で開設されます。野々市には老人福祉センター椿荘、いきがいセンター御経塚、特別養護老人ホーム富樫苑、特別養護老人ホームかんじん、南ヶ丘病院の五カ所。今回避難区にある南ヶ丘病院での問題点の説明がありました。
午後からの婦人部総会。アルファ米を作り、簡易トイレを紹介しました。今年度防災士なった甲野由香理さんが、「地震時の対応として地震が発生した時の時間割があることを説明。①地震発生から2分までは、自分の身を守るため、机の下に隠れる事。②二次災害を防ぐ時間は地震直後2分から10分まで、まず火の始末・出口の確保・家族の安否確認です。③まちを守る時間帯は地震直後10分から半日で、近隣の安否確認と助け合い、安全な場所への避難誘導です。④生活を守る時間帯は半日から3日、そして復旧・復興へのつながっていきます」と話しました。3日分の家族の備蓄食料・避難場所の確認をしてゲリラ豪雨・竜巻など身近な災害があるので気を付けていくことを勧めてくれました。
夜「NHKスペシャル」で災害と福祉に詳しい同志社大学教授が、令和6年能登半島地震で福祉避難所が2割開設できたのは評価できると話していました。又、ボランティアが被災地に寄り添うと同時に、被災地がボランティアに寄り添うこと「受援力(じゅえんりょく)」という言葉を初めて知りました。
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