【野々市】地域を支える力と、受け継ぐ町の記憶
- 中村せせらぎ
- 4月30日
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4月30日(水)郷・押野地区地域包括支援センター、開所から1か月。4月1日より、「郷・押野地区地域包括支援センター」は特定医療法人 扇翔会に委託され、南ヶ丘病院内に開所しました。病院の事務所(医事課・地域医療連携室・訪問介護ステーションなどがあるフロア)の一角にあり、来訪者には少し分かりづらいため、入口には案内看板とチャイム台が設けられています。
開館時間は平日の午前8時30分から午後5時15分まで。連絡先は【076-256-3520】です。南ヶ丘病院は、石川県野々市市にある地域密着型の中規模病院で、一般病床120床を備えています。診療科は10以上ありますが、特に循環器内科、リハビリテーション科、整形外科などに力を入れていることが特長です。外来診療は月曜日から金曜日の午前9時~12時30分、午後2時~6時まで行われています。
地域包括支援センターには5名の職員(事務含む)が配置され、高齢者本人はもちろん、ご家族からの相談も日々受け付けており、医療・介護・福祉など多分野との連携が求められる中、電話対応も重要な窓口のひとつになっています。
夕方、近くに用事があり、野々市市本町3丁目にある国指定重要文化財「喜多家住宅」の前を通りました。
喜多家はもとは越前の武士(高崎姓)で、江戸中期以降に野々市で油屋を営み、その後造り酒屋となり昭和50年頃まで続いたと伝わっています。通りに面した外観は、加賀の町屋建築の典型である細い縦格子や、二階の妻に見られる袖壁が印象的で、上質かつ歴史ある建物です。どの角度から撮っても絵になる佇まいで、地域の文化財として大切に保存されています。
野々市市内には、喜多家住宅のような文化財が複数指定されています。詳しくは、市の文化財紹介ページでご覧いただけます。
また、国指定の重要文化財に関する最新情報は、文化庁の公式サイトで公開されています。
👉 国指定文化財等データベース(文化庁)
高齢化が進む中で、地域包括支援センターは身近な「頼れる窓口」として、そして歴史ある文化財はまちの誇りとして、地域に根差した取り組みがますます大切になってきています。
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