【野々市】ギャンブル問題を抱えるあなたへ ～ギャンブラーズ・アノニマス（GA）と支援の輪

　4月27日（日）野々市市で開催されている「ギャンブラーズ・アノニマス（GA）」のミーティングに伺いました。GAは、ギャンブルによる問題に悩む方々が、支え合いながら回復を目指す自助グループです。参加費や会費は一切なく、必要なのはただひとつ、「ギャンブルをやめたい」という願いだけ。宗教や政治にも関与せず、誰でも安心して参加できる場所です。

野々市市では、月2回、定期的にミーティングが開かれています。予約不要、途中入室・途中退室も自由なので、ご自身のタイミングで気軽に参加することができます。この日、集まったのは9名。お医者さんもいらっしゃいましたが、立場に関係なく、皆が平等な「仲間」として語り合っていました。今日は男性ばかりでしたが、女性メンバーも活動されているそうです。

GAでは、自分が「強迫的ギャンブラー」であるかを確認するための「12の質問」があります。たとえば、 ・ギャンブルのために仕事や学校を休んだことがありますか？ ・ギャンブルによって家庭に不幸をもたらしたことがありますか？といったものです。一つひとつの問いを通じて、自分自身と向き合うきっかけになります。

また、ギャンブル依存に悩むご本人だけでなく、家族の支援を目的とした会もあります。石川県内では、【ギャンブル依存症問題を考える会 石川】が活動しており、家族のための相談や支援の場を提供しています。 ▶ ギャンブル依存症問題を考える会 石川（家族の会）はこちら

このように、ギャンブル問題に向き合うための申込先・相談先は複数あり、一人で悩まずに支援を受けることができます。

さらに、毎年5月14日から20日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」と定められています（ギャンブル等依存症対策基本法）。この期間には、全国各地で啓発イベントや相談窓口の案内が強化され、社会全体で理解を深める取り組みが行われています。

なお、野々市市でのGAミーティングの最新予定は、以下のリンクからご確認いただけます。▶ ギャンブラーズ・アノニマス月間ミーティング開催予定（野々市）

ギャンブル問題は「本人の努力不足」ではなく、誰にでも起こりうる進行性の病気です。支援の手は必ずあります。どうか、勇気を出して一歩を踏み出していただきたいと心から願っています。