【野々市】せせらぎ活動配布と「にじいろエイド」の交流会
- 中村せせらぎ
- 10月23日
- 読了時間: 3分
10月23日(木)午前中に「せせらぎ活動報告」の配布をほぼ終えることができました。議会活動の合間を縫っての配布でしたので、パンプスでの移動も多く、足に少し痛みが残りましたが、市民の皆さまとの小さなやりとりに元気をいただきました。
午後からは、野々市市内に避難されている方々を支援する「にじいろエイド」さんの交流会に、お手伝いとして参加させていただきました。今回のテーマは「みつろうクリームづくり」。みつばちの生態や、物価高騰の影響で養蜂にも影響が出ている現状など、講師の方から興味深いお話を伺いました。
特に印象的だったのは、72歳のお父様が巣箱3箱から養蜂を始められたというエピソード。初年度は天候にも恵まれ、たくさんのはちみつが採れたことから、「これは売らないと」と、ハチミツ屋さんとしての活動をスタートされたそうです。
参加者の皆さんと一緒に作ったみつろうクリームは、唇はもちろん、手や顔、頭皮、デコルテなど全身に使える優れもの。材料は、ココナッツオイル30gと蜜蝋8gを湯煎でゆっくり溶かします。やさしい香りに包まれながら、癒しの時間を過ごしました。
ハチミツ・牛乳・オリーブオイルは、「三大偽装食品」とされ、いずれも本物と偽物の見分けが難しく、世界的に偽装が多い食品だそうです。特に価格や需要が高いものほど、混ぜ物や虚偽表示が横行しやすい傾向があるというお話がありました。蜂の効能が質問され、参加者が次々にはちみつ、ローヤルゼリー、みつろう、蜂の子、花粉交配など、8つもの効能が挙げられ、健康や食の安全に対する関心の高さがうかがえました
はちみつの試食もあり、花の種類によって味がまったく異なることに驚きの声が上がっていました。一番人気は、金沢・くまのみずきから採れたはちみつだそうです。
今回の交流会では、初めて参加された支援者の方が「最初は被災者の方にどのように接すればよいか少し緊張もありましたが、皆さんとても前向きで社交的。むしろ私の方が元気をいただきました」と話されていたのが印象的でした。人と人が出会い、言葉を交わすことの大切さを改めて感じました。
この「にじいろエイド」さんの交流会は、来年3月で一区切りを迎える予定とのこと。4月以降の被災者の方々の居場所づくりについても、今後の課題として話し合われました。12月にはクリスマス交流会も予定されており、運営に向けてさまざまなアイデアが出され、支援の輪の広がりを感じるひとときとなりました。
地域のつながりが、心の支えとなることを改めて実感した一日でした。今後も、こうした場に寄り添いながら、できることを一つひとつ積み重ねてまいります。






















コメント