令和6年能登半島地震では、断水が続き、100均ショップなどで給水バックや水のタンクなどが目に付くようになりました。
避難者がいた穴水高校で、自動販売機が壊され飲み物が取り出されました。設置していた自動販売機は「災害支援型」と呼ばれるタイプで、通電していれば、管理者が専用の鍵を使って操作することで飲み物を無料で取り出せるようになります。
しかし、穴水町では地震のあと全域で停電しており、当日は元日で鍵を管理している教職員がいなかったため、災害支援のための機能が使えませんでした。
野々市市では、このような「災害支援型」自動販売機は、学びの杜ののいちカレードの西口ホワイエ(休憩所)に2台あるのをはじめ、市役所、つばきの郷公園などに18台あります。
鍵であける自動販売機12台と、遠隔操作で使える自動販売機6台です。
テレビでインタビューに答えたメーカー担当者は、「自動販売機を壊せば、本人や周りの人もけがをする場合がある。自動販売機には連絡先を必ず記載しているので、開けられなくてもまずは連絡してほしい」と呼びかけています。
自家発電機能があって停電時でも作動する販売機や遠隔で操作できる販売機の設置を、今後、増やしていくことも検討しています。
野々市明倫高等学校避難区防災士会を開き、令和6年能登半島地震の時の避難所の様子を参加した3名の防災士が話してくれました。
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