【羽咋市】羽咋市富永地区を訪問ー地元に残る震災の爪痕と公費解体制度について
- 中村せせらぎ
- 4月19日
- 読了時間: 2分
4月19日(土)、私が18歳まで暮らしていた羽咋市富永地区を訪ねました。久しぶりの帰郷でしたが、目にした風景は想像を超えるものでした。
かつて私が住んでいた町内は、静かな住宅地でした。今も変わらず残っているお家もありましたが、町の中心部では地震による被害が大きく、建物に「危険」と書かれた張り紙や、すでに解体が済んで更地になった場所もあり、胸が痛みました。
屋根をブルーシートで覆ったままの家屋も多く見られ、車庫の修理について職人さんと打ち合わせをしている方の姿もありました。令和6年能登半島地震から1年4か月が経ちましたが、復興はまだ途上です。
一軒一軒、お話を伺いながら歩いて回りました。地元の市議会議員の方が丁寧に被災状況を聞き取り、必要に応じて市役所へ繋いでいる姿を目の当たりにし、議員としてあるべき姿を改めて感じました。
また、当時の家の近くでは、私のことを覚えてくださっている方がいて、思い出話にも花が咲きました。こうした地域の絆が、復興の力になっているのだと思います。
報道では珠洲市や輪島市の被害が大きく取り上げられていますが、羽咋市でも町のあちこちに、今なお震災の爪痕が色濃く残されています。
【「公費解体制度」とは?】
「公費解体制度」は、令和6年能登半島地震により半壊以上の被害を受けた住宅などについて、所有者の申請に基づき、市が代わって建物の解体・撤去を行う制度です。
羽咋市のホームページでも詳しく説明されています👇👉 羽咋市・公費解体制度の案内はこちら
対象となるのは、住宅、空き家、納屋などで、以下のような条件があります。
市の判定で半壊以上の被害を受けていること
所有者からの申請があること
解体対象に残された貴重品や家財道具などは、工事開始前に所有者が回収・処分しておくこと ※残された物があると、解体作業の開始が遅れる場合があります。
一日も早い復旧・復興を願いながら、私も引き続き、地域の声に耳を傾け、できることを続けてまいります。被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
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