3月4日(火)石川県議会一般質問を傍聴しました。石川県議会では、一問一答方式ではなく総括質問が行われ、県からの回答は簡潔な印象を受けました。総括質問とは、議員があらかじめまとめた質問を一括して行い、その後に執行部がまとめて答える形式です。一方、一問一答方式では、質問と回答を交互に行い、より細かなやり取りが可能になります。今回のような総括質問では、議論が簡潔に進む一方で、深掘りしにくい面もあると感じました。
その中でも特に、私たちの生活に直結すると感じた朗報がありました。石川県が関わる手数料や使用料などについて、「2026年度中にすべてキャッシュレス決済を利用できるようにする」との方針が示されたのです。納付方法の選択肢が広がることで、県民にとってより利用しやすくなる大きな一歩となります。
昨年、私自身がパスポートを申請した際、県の証紙を別の場所で購入する必要があり、「キャッシュレス決済ができたらもっとスムーズなのに」と感じたことを思い出しました。そのほかにも、県立学校の入学検定料や自動車運転免許の更新手数料など、これまで証紙での対応が一般的だったものが多く、手続きがより簡単になればと思っていました。そうした中、県議会で何度もキャッシュレス化を推進してきた吉田議員の熱意が実を結んだ形となりました。
県では昨年6月以降、導入に向けた課題について全庁調査を実施し、今年2月の定例会では行政手続きのオンライン化に関する条例改正案も提出されています。こうした取り組みが進むことで、県民がより便利に行政サービスを利用できるようになることを期待したいです。 また、今回の県議会には、馳知事をはじめ30名以上の執行部が出席していました。その中で女性の出席者は、光永総務部長、高橋企画振興部長、森田生活環境部長の3名の部長に加え、労働委員会、監査委員、教育委員の計6名でした。まだまだ女性の意思決定に関わる場が限られていると感じます。もっと多くの女性が政策決定の場に進出し、多様な視点が反映されるようになることを願っています。
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