11月6日(水)熊本地震後の復興の視察で熊本に向かう6時42分、野々市市で久々に大きな揺れを感じました。リビングのテーブルの下で身を守りましたが、それ以上の揺れがなく野々市を出発することが出来ました。
視察1日目は、「阿蘇山直轄砂防事業」について熊本県にある国土交通省・阿蘇砂防事務所で坂井所長が説明。事業区域内の阿蘇カルデラ内には阿蘇市・高森町・南阿蘇村の1市1町1村が存在しており約4万人が暮らしています。平成28年(2016年)の熊本地震とその後の降雨による斜面崩壊の拡大を踏まえて、土砂洪水氾濫などの施設整備を推進するための砂防事業を国が直轄して行っています。 説明頂いた現場は、数鹿流(すがる)崩之碑展望所で、その場所からは、阿蘇大橋のうち崩落当時のまま残されている橋桁は震災遺構として保存されていました。同じく熊本地震で一部区間で不通となっていたJR豊肥線(熊本―大分)は4年4カ月後に全線開通して通過する列車を見ました。平成30年~令和9年までで事業費は256億円。砂防堰堤とは、山の斜面や川底・川岸から流出する土砂を貯めて川の流れをゆっくりしたり、斜面崩壊や川の浸食が進むのを防いだりして災害を未然に防ぐことを目的としています。その後、「上の小屋川2砂防堰堤」「西平川1砂防堰堤」を見学し、工事中の現場ではヘルメット着用で、今回は建築の専門家も参加されており、工法についても質問がされていました。
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