七尾市のボランティアセンターでは、七尾市のボランティアの方に加えて、兵庫県豊岡市(人口7.7万人)、滋賀県彦根市(11万人)の社会福祉協議会の方らが、災害ごみの運搬・仕分けをボランティアの方に指導してくださっています。
地震により発生した大きなごみの搬出・仕分けの作業は、困難を極めています。
災害ごみは、災害廃棄物仮置場(七尾市石崎町)に集めますが、昨日はごみの搬入待ちで2時間以上かかったそうです。そのため、さらに仮の災害ごみ集積場として、田鶴浜コミュニティセンター駐車場にごみを集め仕分けをすることになりました。
ごみ分別は ①可燃粗大ごみ(木製・プラスティック製家具、布団)②木くず③コンクリートくず⑤壁材⑥石膏ボード、スレート⑦金属くず⑧小型家電⑨リサイクル家電(テレビ、冷蔵庫う、洗濯機、エアコン)⑩畳
「持ち込めないごみを持ち込んだトラックがあり、そのトラックに積んだほかの災害ごみすべてを依頼者した被災者のお宅に返さねばならない事例があり。気をつけて作業してほしい。」とボランティアセンターの方が、悲しみで感極まって嗚咽をあげながら説明しました。みんなで搬出した災害ごみを返却された被災者の方の悲しそうな顔が忘れられないそうです。
災害ごみの分別をきちんとすることが、ゴミ処理の時間を短縮し、ひいては復興を進めます。「ガラス」「石膏ボード」と書いた手作りの仕分け看板を項目ごとに作り掲示しました。仮の災害ごみ集積場から災害廃棄物仮置き場への搬出は、広島市のパッカー車数台が来て運んでいます。他の自治体の支援は大きいです。
環境省では、災害廃棄物対策指針に基づき、災害ごみの分別、選別、再生利用などによる減量化も必要としています。
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