西田幾多郎哲学記念館は、丘陵地の斜面を利用した広く長い階段庭園と丘陵上に立つガラス張りの外観が特徴的です。世界的な建築家安藤忠雄氏が設計して2002年にオープン。コンクリートの打ちっぱなしと外観・自然との一体感がすばらしいと感じます。
かほく市には安藤氏の設計で、もうひとつかほく市立金津小学校があります。
世界的な建築家の建造物は、見るものを飽きさせません。安藤忠雄氏の建物を見て全国各地を巡礼するファンもいるほどです。
私自身は、親戚が勤務していた静岡県伊東市の野間自由幼稚園を訪問したときに、安藤忠雄氏の建築物に触れたのが始まり。その幼稚園にはイタリアを拠点とする世界的な彫刻家安田侃(かん)が手掛けた強大な白い石が園庭に鎮座していたのが印象に残っています。その石も安藤氏の配置。
今回訪問した幾多郎哲学記念館の5階には、若くしてこの世を去った妻や妹との思い出を忘れないため、床に塩で巨大な模様を描く山本基氏の作品が展示されていました。山本基氏は金沢在住で何度か作品を拝見し、その理念に圧倒されてきました。
https://www.motoi-works.com/
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